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ワーキングホリデーは就活に有利?
帰国後に就職につなげる方法とは

海外で働きながら生活し、語学力の向上や現地の文化に触れられるワーキングホリデー。学生や社会人の方は、ワーキングホリデーの経験が就活や転職活動に役立つのか気になるのではないでしょうか。帰国後のキャリアプランや具体的な目的がなければ、就活に不利になる可能性が高いとSNSなどで噂されているのを不安に感じた方もいるでしょう。

そこで、本記事ではワーキングホリデーの経験が就活に有利になるのか、うまくアピールするコツはあるのか詳しく解説します。

「ワーキングホリデーを利用して語学力を向上させたい」「ワーキングホリデーの経験が活かせる職業に就職したい」方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

ワーキングホリデーは就活に役立つ?

ワーキングホリデーを利用する方の中には、就活に役立てたいと感じている方も多いのではないでしょうか。ここでワーキングホリデーが就活に有利なのか、アピールできるのか解説します。

ワーキングホリデーは就活に有利?

ワーキングホリデーは、就活に確実に有利になるとはいえません。企業によっては海外での経験よりも、業務の専門性やスキルを重視しているケースがあるからです。

ワーキングホリデーの経験が就活に有利に働くことは十分にありえますが、下記のような場合は、不利になる可能性が高いです。

  • 目的意識が不明確で、単なる遊び程度に終わってしまった
  • 帰国後のキャリアプランが立てられていない
  • 海外での経験を日本の就職市場で活かせない

就活でワーキングホリデーの経験をアピールするのであれば、将来のキャリアプランを明確にしたうえで、目的を持って取り組んだと証明する必要があるでしょう。

企業はワーホリを重視していない

実は、企業はワーキングホリデーをそこまで重視していないのが現状です。ワーキングホリデーはあくまでも、現地で生活をするために働くことを認められた休暇であり、評価できるポイントが少ないためです。特に、日本の大手企業では団体行動や具体的なスキルがわかる資格、インターンシップの経験が重視されます。

ワーキングホリデーの経験がまったく評価されないわけではありません。しかし、滞在中の活動や身につけたスキルなど評価できるポイントがなければ、単なる休暇でワーキングホリデーに行ったと思われてしまう可能性があります。

ワーキングホリデー後のキャリアプラン

ワーキングホリデーは、一部の国を除き、原則1年間のみ滞在が可能です。ワーキングホリデーから帰国するまでに、帰国後にどのようなキャリアを歩むか考えておく必要があります。

ここからは、ワーキングホリデー後のキャリアプランの参考例を4つご紹介します。

元の職場へ復帰する

弁護士や看護師、教員など、資格を持ち専門性が高い職種の方は、ワーキングホリデーを経験した後、元の職場、または業界へ復帰されるケースが多いです。業界によっては、ワーキングホリデーの経験を生かして、海外拠点への配属や海外クライアントの対応など、キャリアアップできる可能性もあります。

元の職場へ復帰ができなかった場合でも、すでにスキルや経験のある業界であれば、転職できる可能性が高いです。ワーキングホリデーでキャリアに空白期間ができてしまったとしても、海外勤務の経験が活かせる業界、企業であれば優遇されるかもしれません。

企業によってはワーキングホリデー中を休職扱いとし、帰国後に復帰できるケースもあります。詳しくは、職務規定や上司に確認してみましょう。

国内企業へ就職

帰国後のキャリアプランとして多いのが、現地で得た経験やスキルを活かせる企業への就職ではないでしょうか。国内企業でも海外事業部がある商社や、翻訳家、旅行会社など、さまざまな企業への就職チャンスがあります。

ワーキングホリデーでの経験が評価されるかは企業によって異なります。しかし、ホテル業界や貿易関連企業など一部の業界では、海外での就業経験を重視してくれる場合もあるようです。海外での経験を自分の強みとして明確にアピールできると、就活が成功する可能性が高くなるでしょう。

現地で就職

実は、ワーキングホリデーを通じて、現地で就職する方もいます。現地で就職するのは簡単ではありませんが、就労ビザを取得すれば不可能ではありません。しかし、ワーキングホリデー先で就活を成功させるためには、最低でも現地の言語や英語が堪能である必要があります。

現地就職は、愛着の湧いた土地、交友関係を維持したまま働けるメリットがありますが、日本の家族や友人と離れるデメリットも存在します。また、就労ビザの取得には時間もお金もかかるため、現地企業の協力も欠かせません。

ワーキングホリデー中に、現地就職を考えている場合は、積極的にネットワークを広げ、語学力とスキルを磨くことが大切です。また、現地の労働環境や就職事情についても、リサーチしておくとよいでしょう。

ワーキングホリデーの経験を生かして起業

ワーキングホリデーの経験を、起業に役立てる方もいます。海外で過ごした経験とスキルは、新たなビジネスアイデアを得るきっかけになるかもしれません。起業は海外で培った人脈やスキルが活かせるのはもちろん、現地の文化や習慣を理解したうえでビジネス展開できます。

たとえば、現地の特産品や珍しい商品を販売する輸入販売や、隠れた魅力やおすすめスポットを紹介する観光案内サービスなど、さまざまなビジネスがあります。また、珍しい言語を取り扱う地域であれば、翻訳家や通訳として、コミュニケーションの橋渡しサービスを立ち上げるのもおすすめです。

帰国後にどこかの企業に就職して社会人経験を積んでからでも起業はできるため、独立心の高い方は検討してもよいでしょう。

ワーキングホリデーの経験を就活に活かすコツ

海外に滞在して、現地の文化や語学が学べるのがワーキングホリデーのメリットですが、企業によっては休暇としてみられてしまう可能性があります。ワーキングホリデーを就活に活かすためには、どんな目標があって渡航したのか、どんなスキルが身についたのか、強みをアピールする必要があります。

ここからはワーキングホリデーの経験を就活に活かす6つのコツを紹介します。

ワーホリ後の目標を明確にする

ワーキングホリデーの経験を就活に活かすには、参加した目標を明確にしておきましょう。なんとなく語学力を高めるためにワーキングホリデーに行っただけでは、就活でアピールできるような成果が得られる可能性は低いです。現地で語学学校に通い、日常生活のためにバイトをしていただけでは、目的意識が低いとして就活が不利になるかもしれません。

就活でワーキングホリデーの成果をアピールするためにも、下記のように具体的な目標を設定してみましょう。

  • 外資系企業に就職するために、現地の文化や経済、商慣習を学ぶ
  • グローバルな視点を持って働くために海外のビジネスマナーや文化を身に着ける
  • ビジネスレベルの語学力を身につけるために、現地でも有数の語学学校に通う

具体的な目標を持ち、しっかりと成果が出せていれば、帰国後も就活でアピールポイントにしやすいでしょう。

英語力を証明する資格を取得する

ワーキングホリデーで培った英語力を証明するために、帰国前後で資格を取得するのがおすすめです。語学力を証明する資格が、必ずしも就活に有利に働くわけではありませんが、翻訳業界や外資系企業など、一部の業界では評価されやすくなります。

以下は、語学力を証明できる代表的な資格です。

  • TOEIC:多くの企業で採用指標に使用されている
  • TOEFL:グローバル企業で評価されている
  • 実用英語技能検定:幅広い業界で認知されている
  • IELTS:海外就職を検討している場合に有利

たとえば、外資系企業や日系グローバル企業など、日常的に英語を使う企業では、TOEIC800点以上や英検準1級以上のスコアがあると、評価されやすいです。ワーキングホリデー前後のスコアを比較して、どれだけスコアが伸びたかで渡航経験の成果が具体的にアピールできるでしょう。

また、資格取得を目指すことで、ワーキングホリデーで身につけた語学力が無駄にならず、自分の強みになるのもメリットの一つです。

海外インターンシップに挑戦する

海外での就職を検討している方は、ワーキングホリデー中に海外インターンシップに挑戦するのもよいでしょう。インターンシップへの挑戦は、以下のようなメリットがあります。

  • 実践的な語学力の向上
  • 異文化ビジネス環境での経験
  • 国際的な人脈の構築
  • 専門スキルの習得

海外インターンシップを探す方法として、現地の就職サイトや大手のキャリアセンターに相談するとよいでしょう。また、地域によってはインターンシップ専門のエージェントが存在します。タイミングにもよりますが、海外インターンシップの期間は1〜3ヶ月程度の短期のものから、半年以上の長期のものがあります。

海外インターンシップは、帰国後の就活でアピールできるポイントになるので、ぜひチャレンジしてみてください。

現地での経験を情報発信する

ワーキングホリデーで得た経験を就活に活かすなら、カルチャーフィットしそうな企業へ積極的にアピールしてみましょう。また、ブログやSNSなどで、ワーキングホリデー中の日常や気付きを発信するのもおすすめです。

ブログなどの情報発信は、積極的な人材であることや、自身が持っているITスキルやマーケティング力がアピールできます。

面接時にワーホリで印象的だった内容をアピールする

ワーキングホリデーを通して、経験した印象的なイベントや行事があれば、ぜひエントリーシートや面接でアピールしてみましょう。ワーキングホリデーは、語学学校での成績や現地の就業経験以外にも、さまざまな経験ができます。たとえば、現地の人々との交流で文化や習慣に触れるイベントに参加したり、NPO団体などのボランティアに参加したり、社会貢献につながる活動も。

異文化交流で感じた多様性への理解や、対応力は、面接時のアピールにも役立つはずです。特に海外で働きながら滞在した積極性やチャレンジ精神は、グローバル化が進む企業とカルチャーフィットするかもしれません。何が印象的だったか、どんな気付きがあったか、今後にどう生かしていきたいかを具体的に面接官にアピールできるのがベストです。

海外経験が活かせる業界へ就職する

ワーキングホリデーの経験を活かすなら、下記のような業界への就職がおすすめです。

  • 外資系企業
  • 飲食業界
  • エアライン業界
  • 旅行業界
  • 語学専門職(通訳、翻訳など)

上記の職業は、語学力や海外での就労経験が活かせます。ビジネスレベルの英語力があれば、業界問わず外資系企業をはじめ、飲食業界やエアライン、旅行業界などで観光客を相手とした通訳や翻訳のサポートをすることも可能です。高度な語学力と異文化知識を生かし、翻訳家や通訳者のような語学専門職を目指すのもよいでしょう。

まとめ

ワーキングホリデーの経験は就活に有利になるとは限りません。しかし、特定の業界や職種を目指す方にとっては、素晴らしいアピールポイントになるでしょう。帰国後のキャリアプランや、ワーキングホリデーに具体的な目標があれば、面接のときも前向きな休暇としてアピールできます。

海外での就労、異文化交流経験は、キャリアの幅を広げてくれる貴重な経験です。ワーキングホリデーで培った異文化への理解や語学力、人脈を活かすためにも、就活では自身の経験を具体的にアピールしましょう。目的意識を持って取り組んだワーキングホリデーであれば、就活でも高く評価されるかもしれません。

帰国後のキャリアプランが決まらない場合は、企業への就職だけでなく、フリーランスや需要の高い業界への転向も考えてみるのがおすすめです。たとえば、翻訳家は語学力だけでなく、海外の文化や商慣習などさまざまな知識が活かせる職業です。海外の情報を日本に伝えるというやりがいもありますので、語学に興味がある方はぜひチャレンジしてみてください。

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