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翻訳を依頼できるクラウドサービス8選!
特徴や料金相場を解説!

翻訳を依頼したいものの、翻訳会社を利用すると費用が高くなってしまう……。
このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

外注費用を抑えたい場合は、クラウド型のサービスを活用し、そこに登録している翻訳家に直接依頼するという方法もあります。
本記事では翻訳を依頼できるサービスを8つ紹介します。また、翻訳を外注する場合の料金相場やサービスを選ぶポイントもまとめました。

本記事を読むことで、どの翻訳サービスを利用すれば良いかが分かります。翻訳を外注したいと考えている方や翻訳サービスに興味がある方は、ぜひお読みください。

翻訳サービスとは?

翻訳サービスとは、ある言語の文章を他言語に翻訳してくれるサービスのことです。文書だけでなく、ウェブサイトの翻訳、映像のテロップや音声の翻訳なども対象となります。

翻訳家と直接マッチングできるサービスを使うことで、プロに手軽に仕事を依頼できます。サービスの運営者はサイトの運営を行いながら、依頼者と翻訳家のマッチングの手助けや、取引をサポートします。サイト内で翻訳家への打診、契約、報酬の支払いまで通して行うことが可能です。

このようなサービスはクラウドソーシングとも呼ばれており、単発の案件をオンラインで気軽に外注できるのがメリットです。

翻訳サービスの料金相場

翻訳サービスを利用する際は、料金相場を把握する必要があります。サービスの仲介者やワーカーが提示した料金が、適正かどうかを判断するためです。

以下、参考までに日本翻訳連盟が公式サイトで発表している「翻訳料金の目安」を記載します。
こちらは、企業が初めて翻訳会社に依頼する場合の料金目安です。

引用:翻訳料金の目安 | 日本翻訳連盟加盟企業の翻訳料金

これはあくまで「翻訳会社に依頼する場合」ですので、翻訳サービスを通じて依頼する場合とは異なりますが、依頼料を決める際の参考にはなるでしょう。

翻訳会社に依頼した場合、訳抜けや誤字脱字のチェック、表記統一といった品質管理も料金に含まれます。専門性が高い分野を依頼する場合や、ハイクオリティな翻訳文を要求する場合はさらに高額となる可能性があります。

特化型の翻訳サービス一覧

クラウド型の翻訳サービスは大きく「特化型」と「総合型」に分けられます。特化型は翻訳の外注に特化したサービスで、総合型は翻訳だけでなくプログラミングやライティングなど幅広い作業を外注できるサービスです。特化型のメリットは、翻訳を依頼したい企業に対するサポートが充実している点や、ワーカーを審査する仕組みが整っている点が挙げられます。
特化型の翻訳サービスの中でも代表的なのは次の4つです。


● TRANSMART
● スピード翻訳
● Webで翻訳
● Gengo

各翻訳サービスの特徴やメリットについて詳しく解説します。

TRANSMART

TRANSMARTは「受託翻訳」と「クラウド翻訳」の2つのサービスを行っています。受託翻訳ではプロジェクトチームにより高品質な翻訳文を提供してくれます。クラウド翻訳では、TRANSMARTに登録した翻訳家に比較的安価で仕事を依頼できます。

クラウド翻訳ではまず、翻訳して欲しい原稿をアップロードします。すると、プランに応じて適切な翻訳家とマッチングされます。その後は翻訳家と連絡を取り合います。

料金の見積もりや発注翻訳家の選定まで、1つのプラットフォームで完結させることが可能です。事前にクレジットカードを登録しておけば、納品物が承認されたタイミングで決済が行われるので、支払い忘れが発生する心配もありません。

TRANSMARTはこういった翻訳サービスの中でも、運営期間が長いのが特徴です。翻訳をスムーズに依頼する仕組みが整っており、安心して活用できます。

スピード翻訳

「スピード翻訳」は24時間365日、いつでも翻訳を依頼できるサービスです。サービス名を見て分かるとおり、申込から納品までのスピード感を強みとしています。原稿料や難易度にもよりますが、最短30分で納品することが可能です。

翻訳スピードだけでなく、品質も優れています。「スピード翻訳」に在籍する翻訳家は、各分野の専門知識を持ったプロばかりです。

また、仕事の依頼方法が簡単で分かりやすいのもメリットです。自動見積りフォームに原稿をアップロードすれば、すぐに見積もり額と納期を提示してくれます。それを見て問題がなければ、その場で発注することが可能です。

また、指名翻訳オプションというサービスもあります。お気に入りの翻訳家をこちらから指定して仕事を直接依頼できるサービスです。指名料は無料なので、高品質な制作物を納品してくれる翻訳家が見つかったら活用を検討すると良いでしょう。

Webで翻訳

「Webで翻訳」も見積依頼から納品まで1つのサイトで行えるクラウド型翻訳サービスです。「Webで翻訳」の特徴は、プロの翻訳家に直接依頼できる点です。そのため、安く翻訳を依頼できます。また翻訳家と直接料金交渉を行えるので、簡潔かつスピーディーです。

「Webで翻訳」に在籍する翻訳家は、厳しい審査に合格したプロばかりです。書類審査・対応審査・トライアル審査といった複数の審査が行われています。実際、依頼者からの評価は高く、リピート率は90%となっています。

また「Webで翻訳」は翻訳会社が運営しているサービスであり、翻訳に関する質問や相談、トラブル対応といったサポート体制も売りにしています。

Gengo

Gengoは顧客満足度97.6%を誇る、人気の高い翻訳サービスです。日本だけでなく数万社におよぶ世界中の企業が、Gengoのサービスを活用しています。

顧客満足度が高い理由の1つに、翻訳家の採用を厳格に行っている点が挙げられます。応募者のごく一部しか採用しておらず、長年翻訳家として活動してきた実力者が集まっています。よって翻訳の質が低かったり、要望を正しく理解してくれなかったりする心配が少ないです。

また、料金体系がシンプルで分かりやすいのもGengoの特徴です。料金は1単語あたりで計算されます。不透明な追加料金や最低料金の設定などはありません。

総合型のクラウドソーシング一覧

続いて、総合型の翻訳サービスについて解説します。総合型は翻訳以外の仕事も外注したい場合に便利です。たとえば「翻訳した文章をHTML化してホームページにアップロードしたい」という場合、サイト内でHTMLのスキルがあるワーカーを探し、仕事を依頼できます。

総合型の翻訳サービスの中でも代表的なのは次の4つです。

● クラウドワークス
● ランサーズ
● ココナラ
● Conyac

各翻訳サービスの特徴やメリットについて詳しく解説します。

クラウドワークス

クラウドワークスは総合型クラウドソーシングの中でも高い知名度を誇っています。翻訳家やプログラマー、ライター、デザイナーなど幅広いワーカーが登録しています。登録ワーカー数が400万人を突破しており、仕事内容にマッチした方を探しやすいのがメリットです。

また、クラウドワークスは、ワーカーを評価する機能やスカウトメールを送る機能などが使いやすいのも特徴です。

「プロクラウドワーカー」という制度を設けており、一定の基準を満たしたワーカーには、プロクラウドワーカーの称号が与えられます。クオリティーの高い翻訳文を提供して欲しい場合は、プロクラウドワーカーに絞って検索することをおすすめします。

ランサーズ

ランサーズもクラウドワークスと並んで有名なサイトです。案件数やワーカー登録数はクラウドワークスより少ないものの、こちらも知名度が高いです。

ランサーズのメリットはサポート体制が優れている点です。初めてランサーズで仕事を外注する方を中心に、マッチングアドバイザーがサポートを行ってくれます。サイトの使い方について教えてくれたり、ワーカーが集まる効果的な仕事依頼ページ作成のサポートを行ってくれたりするため、利用が初めての方でも安心です。

ココナラ

ココナラはスキルマーケットサービスであり、多くのワーカーが登録しています。

ココナラがクラウドワークスやランサーズと異なる点は、ワーカーが自ら「どのような仕事をどの値段でこなせるのか」「これまでどのような仕事をこなしてきたか」などをより具体的に発表していることです。依頼者はそれを見て、相性の良いワーカーを探せます。

依頼者は自分で案件ページを作成し、単価を設定してワーカーを募集しなくても、相性の良いワーカーに直接連絡し、仕事を依頼することが可能です。また、ワーカーを評価する仕組みもあるので、過去の実績を盛って発表している方に依頼してしまうことを避けられます。

Conyac

Conyacは総合型ではあるものの、元々翻訳特化型だったこともあり、登録者は翻訳家が圧倒的に多いのが特徴です。総合型と翻訳特化型の中間のようなイメージです。英語だけでなく中国語や韓国語、フランス語など、さまざまな言語の翻訳ができるワーカーが登録しています。

Conyacは利用方法がシンプルで分かりやすいのがメリットです。仕事依頼ページを作成、もしくは気になるワーカーに直接オファーする仕組みです。ワーカーとのやり取りはすべてサイト内で完結します。

また、Conyacでは希望者にレベルテストを実施しているのも特徴です。Conyacの独自基準を満たした優秀な翻訳家に仕事を依頼できます。

翻訳サービスを選ぶポイント

最後に、翻訳サービスを選ぶポイントについて解説します。ポイントは次の3つです。

● 翻訳家を審査する仕組みがあるか
● 翻訳家の実績・評判が明記されているか
● 素早く対応してくれるか

1つ1つのポイントについて解説していきます。

翻訳家を審査する仕組みがあるか

まず、翻訳家を審査する仕組みがあるかが重要です。特に特化型は厳しい審査を設けているため、スキル・経験のある翻訳家しか登録できないことも多いです。

反対に総合型は審査がない場合がほとんどなので、依頼者が翻訳家のスキルレベルを判断する必要があります。スキルが不足している翻訳家に依頼してしまう可能性もあります。

翻訳の品質が低かったり、途中で連絡が取れなくなったりするワーカーに当たってしまわないよう注意しましょう。

翻訳家の実績・評判が明記されているか

翻訳サービスは、仲介担当者が仕事内容に合うワーカーを探してくれるタイプもあれば、自分で相性の良いワーカーを探さないといけないサービスもあります。後者の場合、翻訳家の実績・評判が明記されているかも大切です。

たとえば、クラウドワークスの場合、依頼者によるワーカーのレビューや評価が公開されています。レビューを読むことで、得意な翻訳分野や納期や指示をしっかり守ってくれる方なのか判断できます。

素早く対応してくれるか

クラウド型の翻訳サービスは対応スピードが早いのもメリットです。ただ、どこまで素早く対応してくれるかはサービスや案件によって異なります。

最短即日での納品が可能であることを謳っている翻訳サービスもあります。また、24時間365日いつでも依頼できる場合もあります。
急いで翻訳してほしい文章があるなら、このようなサービスを活用しましょう。

まとめ

本記事では翻訳を依頼できるサービスの種類について解説しました。各翻訳サービスの特徴やメリットがお分かりいただけたかと思います。
クラウド型の翻訳サービスを使えば、翻訳会社に依頼する場合よりも費用を抑えられます。加えて、翻訳スピードも早く、サービスによっては即日で対応できる場合もあります。

ただし翻訳サービスによって「納品スピード」「翻訳家の質」「専門性」などは異なります。
また、「特化型」と「総合型」の違いについても理解しておきましょう。特化型は翻訳家を審査する仕組みや仕事を依頼したい側をサポートする仕組みが整っていることが多いです。一方で、総合型は翻訳以外の仕事もサイト内で依頼できる点が便利です。
そしてどのサービスを利用すべきか自分で判断しにくい場合や、とにかく品質を重視したい場合は翻訳会社に依頼したほうが安心と言えるでしょう。

翻訳家を目指すならフェロー・アカデミーへ!

いつか自分で翻訳したいと思われている方もちろん、翻訳サービスを使って外注する場合も、良い翻訳とそうでない翻訳の違いや翻訳の工程について理解しておいたほうが、依頼や交渉がスムーズにいくでしょう。
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また最適化されたカリキュラムのため無駄がなく、効率的に学ぶことが可能です。

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