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翻訳の仕事ができるクラウドソーシングのおすすめは?
案件獲得のポイントも解説!

翻訳者としての一歩を踏み出したいけれど、何から始めれば良いのか分からない という方は多いかと思います。

翻訳職の求人に応募する方法が一般的ですが、経験が少ないうちは応募条件を満たす求人が限られますので、クラウドソーシングへの登録も視野に入れてみてはいかがでしょうか。クラウドソーシングであれば、経験が浅くても獲得できる仕事が見つかる可能性があります。

本記事では翻訳の仕事ができるおすすめのクラウドソーシングについて解説します。また、クラウドソーシングで仕事を獲得するポイントについてもまとめました。

本記事を読むことで、クラウドソーシングに登録でき、翻訳者として活動する一歩を踏み出せます。クラウドソーシングを通じて仕事を獲得したい方は、ぜひお読みください。

クラウドソーシングは翻訳初心者におすすめ

クラウドソーシングはこれから翻訳者として活動したい方の実績作りとしておすすめです。
具体的には、翻訳学校や通信講座などで基礎スキルを身につけたものの、これからどうやって仕事を獲得すれば良いか分からない方、まだ翻訳会社の求人に応募できるレベルでない方におすすめできます。

クラウドソーシングは、ビジネス用マッチングサイトです。仕事を受けたいフリーランスや副業ワーカーと、依頼したい企業をマッチングさせるサービスです。

クラウドソーシング経由で仕事を獲得する場合、プラットフォームの運営側に手数料を支払う必要があります。その代わり、通常よりも手軽に仕事を獲得することが可能です。

また、クラウドソーシングで仕事をこなし実績を積み重ねることで、翻訳会社に自分の実績をアピールすることも可能になります。このようなメリットもあるので、翻訳者として初心者の頃はクラウドソーシングの利用も検討してみると良いでしょう。

翻訳の仕事がメインのクラウドソーシング一覧

翻訳の仕事ができるクラウドソーシングには、「特化型」と「総合型」の2種類があります。まずは、翻訳特化型のクラウドソーシングを紹介します。

翻訳特化型の中でもおすすめのクラウドソーシングは次の3つです。

● Gengo
● TRANSMART
● スピード翻訳

各サービスの特徴について詳しく解説していきます。

Gengo

Gengoは翻訳特化型クラウドソーシングの中でも知名度が高く、70言語ペアに対応しているのが特徴です。Gengoで翻訳者として活動するには、トランスレーターとして認められる必要があります。

トランスレーターになるには、選択式と筆記の2つのテストに合格しないといけません。合格率は低く、確かな翻訳力が求められます。しかしその分合格すれば、豊富な経験を持つプロ翻訳者であると認められるので、仕事を獲得しやすくなります。

さらに、Gengoではもう1段階上のプロレベルのテストも設けています。こちらに合格すると、難易度と報酬レートが高い案件も獲得できます。

また、コミュニティ内で他のトランスレーターと交流できるのもGengoのメリットです。他の方にアドバイスを求めたり、仕事をこなすうえで分からない点を質問したりできます。

TRANSMART

TRANSMARTは、翻訳特化型クラウドソーシングの先駆けとも言えるサービスです。

テストに合格すれば、まずは「パーソナル」メニューの仕事を受けられます。その後、トライアル試験に合格することで、上のレベルの仕事も獲得できるようになります。

TRANSMARTでは翻訳者にランクを付けています。ランクはスキルや経験だけでなく、顧客コミュニケーションなどを含めたワーカーとしての総合的な能力を加味して決められます。

また、TRANSMARTは案件の幅が広いのも特徴であり、自分の専門分野や経験を活かせる仕事を見つけやすいのもメリットです。

スピード翻訳

スピード翻訳は24時間・365日、翻訳の仕事を依頼できるサービスです。トライアルテストを受ければ、スピード翻訳で翻訳者として活動できます。

スピード翻訳には多種多様な案件が存在します。短いメールの翻訳の仕事もあれば、医学や法律といった高度な専門知識が求められる仕事もあります。そのため、スキルレベルや得意分野、スケジュールに合った仕事を受けられます。

また、スタッフによるサポートが手厚いのもスピード翻訳のメリットです。仕事をこなすうえで分からない点があれば、いつでも連絡可能です。

総合型のクラウドソーシング一覧

続いて、総合型のクラウドソーシングについて解説します。総合型では翻訳以外にも、ライティングやプログラミング、データ入力など幅広い仕事を受けられます。

総合型の中でもおすすめのサービスは次の4つです。

●クラウドワークス
●ランサーズ
●ココナラ
●Conyac

GengoやTRANSMARTなどの特化型サービスでは、テストに合格しないと翻訳者として活動できませんでした。しかし、これら総合型はテストが設けられていないことがほとんどです。テストを受ける手間を省ける一方、技術力や経験を積極的にアピールし、翻訳者として一定のレベルがあることを自分で証明しないと、仕事の獲得が難しくなります。

各クラウドソーシングの特徴について詳しく解説していきます。

クラウドワークス

クラウドワークスは、クラウドソーシングの中でも規模が大きく有名なサービスです。ライティングやプログラミングだけでなく、翻訳の案件も多くあります。

翻訳の仕事で検索すると、サイト上に案件の一覧が表示されます。登録者はそれらの案件に自由に応募が可能です。

クラウドワークスはサービス歴も長いため、安心して利用できるのがメリットです。また、案件数が豊富なため、自分に合った仕事を見つけやすいです。

さらに、こちらから案件に応募しなくても、クライアントから「この仕事はどうですか?」とメールが届く場合もあります。他のクラウドソーシングにもスカウトシステムはありますが、クラウドワークスはクライアント数が多い分、メールが多く来る傾向があります。

ランサーズ

ランサーズはクラウドワークスと並んで有名なクラウドソーシングであり、こちらも案件数が豊富で翻訳の仕事もあります。

ランサーズではランク制度を導入しており、プロフィールや実績に応じて「レギュラー」や「ブロンズ」といったランクが付けられます。ランサーズで翻訳の仕事をこなしていき、いくつかの基準を満たせるようになればランクアップします。ランクアップすれば、高単価の案件も獲得しやすくなりますし、クライアントからスカウトも来やすくなります。

また、ランサーズはサポート体制が整っているのも特徴です。規約に違反しているクライアント・ワーカーへの対応を徹底しているため、初心者でも安心して利用できます。

ココナラ

ココナラは「自分のスキルを商品化したい」というユーザーが登録しているスキルマーケットサービスです。クラウドワークスやランサーズとは、少し性質が異なります。

クラウドワークスやランサーズは、クライアントが条件に合った人材を募集し、ワーカーがそれに応募するのがメインです。一方でココナラは、ワーカー側が「どの仕事をいくらでこなせるのか」を掲載し、クライアントがそれに応募するのがメインです。

ココナラでは、自分で仕事の単価を設定できます。基本サービスの料金だけでなく、有料オプションまで設定可能です。

自分ができるサービスについて詳細に記載する必要があるので、利用ハードルは若干高めです。しかしその分、自分のスキルに合ったクライアントとマッチしやすいです。

なお、通常のクラウドソーシング同様に、クライアントが募集している案件に応募もできます。

Conyac

Conyacは総合型ではあるものの、元々翻訳特化型だったこともあり、翻訳家の登録者が圧倒的に多いことが特徴です。

Conyacでは翻訳者登録時のテストを課していません。そのため、翻訳に自信がない方でも、案件を獲得できる可能性があります。もちろん、最初から高難易度の仕事を受けるのは難しいですが、実務をこなしながらスキルアップすれば、徐々に仕事のレベルも上げていけます。実務を通じて成長していきたい方にもおすすめです。

また、Conyacは翻訳の仕事に関して情報交換できるコミュニティも設けています。

初心者がクラウドソーシングで翻訳の依頼を受けるポイント

クラウドソーシングは案件を獲得しやすいのが特徴ですが、仕事を受けた経験が少ない初心者だと難しい場合もあります。そこで、クラウドソーシングで翻訳の依頼を受けるポイントを紹介します。ポイントは次の3つです。

●翻訳者としての実績を積む
●スキルや対応言語を詳細に記載する
●翻訳以外の専門分野をアピールする

1つ1つのポイントについて詳しく解説していきます。

翻訳者としての実績を積む

翻訳者としての実績を地道に積むことが、第一に大切です。

クラウドソーシングはライバルが多いため、最初の頃は高単価案件を獲得できないことも多いです。そのためまずは、単価の低い仕事からこなしていくことになります。

単価の低い仕事でも完遂すれば実績になります。実績を積み重ねていけば、高単価案件も獲得しやすくなります。

スキルや対応言語を詳細に記載する

マイページなどに表示されるプロフィールには、スキルや対応言語を記載することが大切です。クライアントはプロフィールを見て、誰に仕事を任せるか決めるためです。

取得している資格やTOEICの点数、留学経験なども記載できると良いです。プロフィールを詳細に書けば、熱意が伝わりやすくなるのはもちろん、クライアントがスキルレベルを把握しやすくなり安心して仕事を依頼してもらえます。

翻訳以外の専門分野をアピールする

翻訳以外の専門分野をアピールするのもポイントです。クラウドソーシングはやはり利用者が多いので、プロフィールに差別化を図れる情報を盛り込むことが大切です。

たとえば「情報工学部を卒業しており、アプリ開発の経験もあるため、IT分野の翻訳を専門にしています」などです。なぜその分野に詳しいのか、理由も記載することで説得力を高められます。

クラウドソーシングの翻訳案件の単価相場はどのくらい?

クラウドソーシングの単価相場はどの程度か気になる方も多いのではないでしょうか?総合型のクラウドソーシングであるランサーズには、翻訳案件の参考価格が公表されています。

●英語翻訳・英文翻訳:5.0〜8.0円/ワード単価
●中国語翻訳:2.0〜6.0円/文字単価
●韓国語翻訳:4.0〜6.0円/文字単価

参考:翻訳・通訳サービスの副業・在宅・フリーランスの仕事を探す | クラウドソーシングの求人・案件なら【ランサーズ】

基本的に翻訳案件の単価は、1文字(1ワード)単位で決められます。文字数が多いほど、報酬額も高くなります。

初心者や経験が浅い方でも案件が獲得しやすいこともあり、クラウドソーシングの単価は低めに設定されていることが多いです。
しかし、クラウドソーシングで翻訳スキルを地道に磨いていけば、高単価案件も獲得しやすくなるので、報酬が少なくても受ける価値はあると言えます。

クラウドソーシングで翻訳の仕事を獲得できるスキルを身につけるには?

クラウドソーシングは初心者向けとはいえ、翻訳スキルがまったくない状態では当然仕事を受けることはできません。まずは翻訳の基礎スキルを身につける必要があります。

とはいえ、どうやって翻訳スキルを身につければ良いのか分からない方も多いかと思います。また、独学で学んでみたものの、上手くいかなかったという方もいるでしょう。

翻訳スキルを身につけるおすすめの方法は次の2つです。

●翻訳学校に通う
●通信講座を活用する

1つ1つの方法について詳しく解説していきます。

翻訳学校に通う

翻訳学校は翻訳のスキルを身につけ、翻訳の仕事に就きたい方のための学校です。最近はオンラインの授業が増えているため、近くに学校がなくても学びやすくなっています。

翻訳学校では、翻訳家である先生から直接ノウハウを教えてもらえます。また、初心者が効率的にスキルを習得できるカリキュラムが用意されています。

また、翻訳文の添削を行ってもらえる場合もあり、自分では気づかないミスや分かりにくい点に気がつくことができます。
さらに、学校には一緒に翻訳家を目指す仲間がいます。そのため、独学よりも学習のモチベーションを保ちやすいと言えます。

通信講座を活用する

翻訳学校ではなく通信講座を活用する手もあります。忙しくて授業に参加できない場合は、通信講座の利用がおすすめです。

通信講座は好きな時間に学習できます。自分でスケジュールやモチベ―ションを管理する必要はありますが、隙間時間を利用して翻訳スキルを身につけられるのがメリットでしょう。

また、講座によっては、先生に翻訳文の添削をしてもらえることもあります。学習計画の管理を自分でできる方なら、通信講座でもスキルアップできます。

まとめ

本記事では、翻訳の仕事を受けられるクラウドソーシングについて解説しました。

クラウドソーシングは経験が浅い段階でも手軽に仕事を受けられるのがメリットです。特に、Gengoやスピード翻訳などの翻訳特化型のクラウドソーシングは案件数も豊富なので、自分のスキルにマッチした仕事を見つけやすいです。

クラウドソーシングで実績を積み重ねることで、高単価の案件も獲得しやすくなります。翻訳家としての一歩を踏み出したい方に、クラウドソーシングはおすすめです。

まだクラウドソーシングで案件を獲得できるレベルに達していない場合は、翻訳学校や通信講座を活用してスキルを身につける方法をおすすめします。翻訳学校や通信講座ではプロの先生から指導を受けられるので、独学よりも早く成長できます。

翻訳家を目指すならフェロー・アカデミーへ!

最速で翻訳を学ぶなら、翻訳学校がおすすめです。

翻訳学校であれば専門知識と業界経験を持った講師による指導を受けることができ、学習中の疑問点をすぐに解決できます。
また最適化されたカリキュラムのため無駄がなく、効率的に学ぶことが可能です。

「フェロー・アカデミー」ではライフスタイルやレベルに合わせて講座を選ぶことができ、必要な知識やスキルの習得、仕事獲得までサポートが受けられます。

学校パンフレット(電子ブック)をPDFで閲覧できますので、最速で翻訳家を目指す方はぜひお気軽に資料請求ください。

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