ポストエディット講座<実践編>

こんな方にお勧めです

  • 「ポストエディット講座<基礎概論編>」で学んだことを実践したい方
  • ポストエディットの仕事に向けて準備をしたい方
  • ポストエディット実務経験者で、自身の作業内容が本当に正しいものなのか不安な方

コース概要

講座名
ポストエディット講座<実践編>
受講形式
ライブ配信(アーカイブ配信あり)
受講期間
2024/12/14~2025/2/15(月1回×3回)
(授業日:12/14、1/18、2/15)
受講料
37,400円(税込)
曜日・時間
土曜・16:00~18:00(120分)
定員
30名
受講条件
以下のいずれかに該当する方
「ポストエディット講座<基礎概論編>」を受講した方
・ポストエディットの実務経験がある方
受講条件についてご不明な方はお問い合わせください。
申込締切
12/5
教材について
教材はデータでのご提供です。12/10にメールにてご案内します。
受講に必要なもの
●受講にあたって、Eメールアドレス、Microsoft ExcelとMicrosoft Word、もしくはExcelファイルとWordファイルに対応したソフトを所有し、基本操作ができることが条件となります。
●「Zoomアカウント(無料)」と「マイク・カメラ機能のあるPC/スマホ/タブレット」が必要です。デバイスの推奨環境等はこちらの【システム要件】でご確認ください。
●オフライン型品質保証ツール「Xbench 2.9」(無料)が必要です。教材提供時にインストールのご案内をお送りします。
※「Xbench 2.9」はWindows対応ソフトです。Macはサポート対象外のため、Windows環境をインストールしてからご使用ください。
※使用推奨環境等はこちらの【システム要件(System Requirements)】でご確認ください。

受講生 仕事のサポート

身につけた翻訳スキルを仕事につなげるためのさまざまなサポートをご用意しています。この講座の受講生は無料でご利用いただけます。

翻訳会社セミナー(ライブ配信)
翻訳会社の方を招き、実務翻訳の仕事の種類と需要、翻訳者採用を決めるトライアルの評価基準と登録後の仕事の流れ、報酬体系などをお話するセミナーです。

翻訳支援ツール基本操作講習(録画配信)
IT分野を中心に、メディカルやビジネス分野でも活用されている翻訳支援ツール。代表的な翻訳支援ツール「Phrase」の基本操作を実際に体験しながら習得できます。

お申込み

学習内容

これからの翻訳者に不可欠なポストエディットの基本的な考え方、ワークフローを経験豊富な翻訳会社が解説!

近年、機械翻訳(MT=Machine Translation)の急速な進化により、機械翻訳を活用したスピーディで効率的な翻訳プロセスを実現することが可能となり、とくに実務(産業)翻訳においては、機械翻訳を利用した案件が増加しています。しかし機械翻訳は完璧ではないため、文化的背景や専門性、意図などを捉えた高品質の翻訳に手直しするポストエディット(PE=Post-Editing)*という工程が必要となり、ポストエディターの求人を多く目にするようになりました。これからの翻訳者には機械翻訳との共存が求められ、ポストエディットに関する知識やスキルが不可欠となるでしょう。

この講座は「ポストエディット講座<基礎概論編>」の続編として、同じく株式会社カルテモの取締役・品質管理責任者を講師に迎え、ポストエディットに必要な知識・スキルを実践形式の課題を通して習得していただきます。
可能な限り実際のポストエディットプロジェクトに近い環境でポストエディットに取り組んでいただくため、受講者には、

●CATツールを想定したセグメント単位での翻訳
●スタイルガイド・用語集への準拠
●品質保証ツール(Xbench)を使用した品質チェック

を行っていただきます。
ポストエディットは、翻訳能力さえあればできる仕事ではありません。ポストエディットで求められている品質を実現するための体系的な考え方、CATツールや品質保証ツールを使いこなすための知識、クライアント特有の品質要求に的確に対応するための経験など、ポストエディットにはさまざま能力が求められますので、課題を通じてそうしたさまざまな能力を身につけましょう。

また、本講座では課題提出時に申し送りも提出し、センテンス単位で細かくポストエディットについて質問することも可能です。カルテモ社が18年間以上のポストエディットの実績で培ったノウハウを元に、皆さんの質問に答えます。

*機械翻訳(MT)のポストエディット(PE)=「MTPE」と呼ぶ場合もあります。

題材・テーマ

第1回授業では、事前にご提出いただく課題はありません。
第2回・第3回の提出期限は、授業の2週間前です。課題は授業内で配布します。

第1回(12/14)ポストエディットの概要
– ポストエディットを取り巻く現状
– ポストエディットにおける品質の考え方
– 今求められるポストエディターとは
– ポストエディットのワークフロー
– ポストエディットワークショップ
– 次回の課題説明、取り組み方について
– 質疑応答
第2回(1/18)フルポストエディット演習
– 代表的な対象コンテンツ
– 各社要件のチェック
– フルポストエディットでの品質と効率化の両⽴
– フルポストエディットで求められるリーダビリティ
– 課題の解説とフィードバック
– 次回の課題説明、取り組み方について
– 質疑応答
第3回(2/15)ライトポストエディット演習
– 代表的な対象コンテンツ
– 各社要件のチェック
– ライトポストエディットでの品質と効率化の両⽴
– ライトポストエディットで求められる品質要素
– フルポストエディットとの違い
– 課題の解説とフィードバック
– 質疑応答

※2024年2月開講の「イチから学ぶポストエディット演習」と内容が重複します。また、指導ポイントは同じですが、課題はすべて入れ替えますので、復習を兼ねて受講されたい方はご了承の上、お申込みください。

担当講師

株式会社カルテモ
CULTEMO

株式会社カルテモは創業20年以来、「Culture & Emotion -世の中に文化と感動を提供する-」という企業理念のもと、「お客様の求める品質とはなにか」「お客様によろこばれるにはどうしたらいいか」という問いかけに常に真剣に取り組んでいます。
ビジネス翻訳、ローカライゼーション、ポストエディット、トランスクリエーションなど、カルテモでは様々なサービスを提供していますが、中でもポストエディットについては18年間以上の実績を持ち、翻訳業界の中でも先駆的な存在として、独自のノウハウを蓄積しています。
また、ITというスピーディな業界において、お客様の品質要求・要望にお応えするために、翻訳品質の定量化を積極的に行い、AsTransという独自の手法で少量短納期かつ大量件数の案件に対応しているのも、カルテモの大きな特徴です。
株式会社 カルテモ CULTEMOのWebサイトはこちら

講師からのメッセージ

近頃話題となっているChatGPTを始めとして、AI技術は日々進化を続けています。
その進化にともない、機械翻訳の精度も向上しており、ポストエディットの需要も年々増加傾向にあります。近年の特長として、マーケティングドキュメントやホワイトペーパーなど、以前はポストエディットが適用されることがなかったコンテンツにもポストエディットが適用されるようになってきました。さらに、フルポストエディットやライトポストエディットなど、機械翻訳に求められる品質要求も多岐にわたるようになりました。このように、機械翻訳が新しいステージに進む中で、しっかりとクライアントの要望に応え、ポストエディットを継続的に受注するためには、ポストエディットでは何が求められ、それを達成するには何をすればよいのか、ということを知識として身に付けておかなければなりません。
本講座では、カルテモが18年間以上のポストエディットの実績で培ったノウハウを元に、現場で求められるポストエディターになるために必須となる知識・スキル・心構えを解説いたします。上述のように、機械翻訳の精度はますます向上し、需要も増加しています。最近では、大規模言語モデルといった新しい技術も導入されつつあります。翻訳者自身もこの翻訳技術の進化に伴い、新しい考え方やスキルを身に付けてアップデートしなければなりません。本講座ではその新しい考え方やスキルを解説しますが、それらの中心にあるのが「品質保証」という言葉です。私たちカルテモでは、ポストエディットでクライアントが求めている最終的な要望は「品質保証」であると考えています。その「品質保証」をポストエディットで達成するための知識・スキル・心構えを実践形式でわかりやすくお伝えしたいと思います。

■講師:取締役 翻訳品質管理責任者(CKO) 荒木 慎太郎
大学卒業後、携帯アプリケーションのポータルサイトを運営する企業に入社。主に広告運用、ウェブサイト設計を行う。同企業を退職後、翻訳者を志してカナダに1年間移住し、帰国後フェロー・アカデミーで翻訳を学習。2013年、株式会社カルテモで翻訳者兼レビュアーとしてのキャリアをスタート。2022年、同社にて取締役 翻訳品質管理責任者に就任。実案件対応に加え、品質管理体制の確立、品質定義ワークフレームの構築、新人育成など、品質管理責任者として尽力している。
お申込みの流れ
STEP-1
お申込み
ページ下部の「お申込み」ボタンよりお申込みください。「お申込み」ボタンが表示されない場合は、申込み期間外となります。
会員登録がお済みの方はログインしてお手続きください。登録がまだの方は新規会員登録を行ってください。
STEP-2
受講料のお支払い
お申込みページにて以下のいずれかをお選びください。
特定商取引法対象(受講料が5万円を超えるものであって受講期間が2カ月を超える講座)でない講座はご入金後のキャンセルは一切できません。
■振込(一括):
ペイジー(Pay-easy)をご利用いただきます。お申込み完了後、マイページから収納機関番号を取得しATM等からお振込みください
■クレジットカード決済:
Visa/Mastercard/JCB/American Express/Diners Club(ご利用可能回数 1・3・5・6・10回)
※お支払い金額が385,000円を超える場合はクレジットカードはご利用いただけません。
クレジットカード
STEP-3
契約書面の送付(郵送)
特定商取引法対象講座(受講料5万円超かつ期間2カ月超の講座)は、ご登録いただいた住所に契約書面を郵送いたします。
海外在住の方は特定商取引法対象外のため契約書面は送付いたしません。
STEP-4
教材の案内
「コース概要」の「教材について」をご覧ください。

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