ポストエディット講座<基礎概論編>

こんな方にお勧めです

  • 翻訳とポストエディットの違いがまだよく分からない方
  • ポストエディットに興味があるが、何をするべきなのかわからない方
  • 翻訳学習中で、将来的にポストエディットの仕事も視野に入れている方

コース概要

講座名
ポストエディット講座<基礎概論編>
受講形式
ライブ配信(アーカイブ配信あり)
受講期間
ライブ配信:11/9(土)
アーカイブ配信:11/11(月)~11/22(金)
受講料
12,100円(税込)
曜日・時間
土曜・10:00~12:30 (150分)
定員
100名
申込締切
11/1
教材について
事前に配布する教材データはございません。
授業用のZoomのURLは11/5にメールにてご案内します。
受講に必要なもの
「Zoomアカウント(無料)」と「マイク・カメラ機能のあるPC/スマホ/タブレット」が必要です。デバイスの推奨環境等はこちらの【システム要件】でご確認ください。

お申込み

学習内容

これからの翻訳者に不可欠なポストエディットの基本的な考え方、ワークフローを経験豊富な翻訳会社が解説!

近年、機械翻訳(MT=Machine Translation)の急速な進化により、機械翻訳を活用したスピーディで効率的な翻訳プロセスを実現することが可能となり、とくに実務(産業)翻訳においては、機械翻訳を利用した案件が増加しています。しかし機械翻訳は完璧ではないため、文化的背景や専門性、意図などを捉えた高品質の翻訳に手直しするポストエディット(PE=Post-Editing)*という工程が必要となり、ポストエディターの求人を多く目にするようになりました。これからの翻訳者には機械翻訳との共存が求められ、ポストエディットに関する知識やスキルが不可欠となるでしょう。

この講座では、多数のポストエディット案件を受注する株式会社カルテモの代表取締役と品質管理責任者を講師に迎え、ポストエディットの歴史や、ワークフロー、チェックツールなど、現場で必要とされるポストエディットの基本的な知識を習得していただきます。
また、この講座で学んだ知識を、課題を通じて実践する<演習編>を12月に開講予定(11/9募集開始予定)です。<演習編>は<基礎概論編>を受講されていることが条件となります。カルテモのトライアルへの応募はどなたでも可能ですが、<演習編>を受講することで、トライアルに向けての実践的な準備ができ、合格に必要なスキルを効果的に身につけることができます。トライアル応募準備の第一歩として、まずは本講座<基礎概論編>にて、ポストエディットの基礎知識をしっかりと身につけましょう。
*機械翻訳(MT)のポストエディット(PE)=「MTPE」と呼ぶ場合もあります。

題材・テーマ

– 機械翻訳とポストエディットの歴史:機械翻訳のアルゴリズムとポストエディットの変遷
– ポストエディットの定義と品質:ポストエディットの基本的な考え⽅、クライアントが求めるポストエディット品質、リスクマネージメント
– ワークフローの理解:ポストエディットの基本的なワークフローと効率化のポイント
– ポストエディットの特性:MTで注意すべきポイント(コンテキストの把握、⽤語統⼀など)
– 基本的な要件の重要性:正確な入力や用語集準拠など、基本的な翻訳要件の重要性
– ツールスキル:Trados、Xbench、Word spellcheckの基本スキル
– ポストエディットの種類:フルポストエディットとライトポストエディットの違いと定義
– ワークショップ:実際のポストエディット案件を模した簡易的なワークショップ
– 質疑応答
※この講座では課題はありません。
※2024年2月開講の「イチから学ぶポストエディット演習」と一部内容が重複します。

担当講師

株式会社カルテモ
CULTEMO

株式会社カルテモは創業20年以来、「Culture & Emotion -世の中に文化と感動を提供する-」という企業理念のもと、「お客様の求める品質とはなにか」「お客様によろこばれるにはどうしたらいいか」という問いかけに常に真剣に取り組んでいます。
ビジネス翻訳、ローカライゼーション、ポストエディット、トランスクリエーションなど、カルテモでは様々なサービスを提供していますが、中でもポストエディットについては18年間以上の実績を持ち、翻訳業界の中でも先駆的な存在として、独自のノウハウを蓄積しています。
また、ITというスピーディな業界において、お客様の品質要求・要望にお応えするために、翻訳品質の定量化を積極的に行い、AsTransという独自の手法で少量短納期かつ大量件数の案件に対応しているのも、カルテモの大きな特徴です。
株式会社 カルテモ CULTEMOのWebサイトはこちら

講師からのメッセージ

近頃話題となっているChatGPTを始めとして、AI技術は日々進化を続けています。
その進化にともない、機械翻訳の精度も向上しており、ポストエディットの需要も年々増加傾向にあります。近年の特長として、マーケティングドキュメントやホワイトペーパーなど、以前はポストエディットが適用されることがなかったコンテンツにもポストエディットが適用されるようになってきました。さらに、フルポストエディットやライトポストエディットなど、機械翻訳に求められる品質要求も多岐にわたるようになりました。このように、機械翻訳が新しいステージに進む中で、しっかりとクライアントの要望に応え、ポストエディットを継続的に受注するためには、ポストエディットでは何が求められ、それを達成するには何をすればよいのか、ということを知識として身に付けておかなければなりません。
本講座では、カルテモが実際の現場で培ったポストエディットの基本的な考え方とワークフローを学習していただけます。ポストエディット初心者の方はぜひご参加ください。

■講師:代表取締役 内藤 邦雄
大学卒業後、老舗翻訳会社にて10年間勤務。翻訳会社在職中はおもに営業、企画を担当。また、大型ローカライズ案件でのプロジェクトマネージャやコンテンツクリエイト部門のマネージャなども歴任。2002年独立、2003年カルテモを創業。翻訳品質の数値評価、翻訳品質定義、ポストエディットのワークフローの確立、アストランス方式の導入、未経験者の積極採用など、業界で類をみない先進的な取り組みを推進。

■講師:取締役 翻訳品質管理責任者(CKO) 荒木 慎太郎
大学卒業後、携帯アプリケーションのポータルサイトを運営する企業に入社。主に広告運用、ウェブサイト設計を行う。同企業を退職後、翻訳者を志してカナダに1年間移住し、帰国後フェロー・アカデミーで翻訳を学習。2013年、株式会社カルテモで翻訳者兼レビュアーとしてのキャリアをスタート。2022年、同社にて取締役 翻訳品質管理責任者に就任。実案件対応に加え、品質管理体制の確立、品質定義ワークフレームの構築、新人育成など、品質管理責任者として尽力している。
お申込みの流れ
STEP-1
お申込み
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■クレジットカード決済:
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※お支払い金額が385,000円を超える場合はクレジットカードはご利用いただけません。
クレジットカード
STEP-3
契約書面の送付(郵送)
特定商取引法対象講座(受講料5万円超かつ期間2カ月超の講座)は、ご登録いただいた住所に契約書面を郵送いたします。
海外在住の方は特定商取引法対象外のため契約書面は送付いたしません。
STEP-4
教材の案内
「コース概要」の「教材について」をご覧ください。

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