出版基礎(3)

さまざまなジャンルの作品を取り上げ、内容を正しく把握しているか、作品としてふさわしい表現になっているかなど、出版翻訳の基本を学びます。

こんな方にお勧めです

  • はじめて出版翻訳を学ぶ方
  • 出版翻訳の基礎を身につけたい方

コース概要

講座名
出版翻訳コース初級 出版基礎(3)
受講形式
通学(教室、オンラインどちらでもご出席いただけます)
授業に出席できない場合は、同じ回の「出版基礎(2)」の録画を後日視聴できます。
※欠席した場合に限り、希望者のみへのサービスとなります。
受講期間
2024/4/27~2024/8/10(毎週×15回)
受講料
149,600円(税込)
曜日・時間
土曜・12:30~14:30(120分)
定員
10名
修了規定
全授業回数の7割以上出席
申込締切
3/28
教材について
教材はデータでのご提供です。4/9にメールにてご案内します。
受講に必要なもの
●受講にあたって、Eメールアドレス、Microsoft WordもしくはWordファイルに対応したソフトを所有し、基本操作ができることが条件となります。
●「Zoomアカウント(無料)」と「マイク・カメラ機能のあるPC/スマホ/タブレット」が必要です。デバイスの推奨環境等はこちらの【システム要件】でご確認ください。
説明会
講座の内容や仕事のサポートについて紹介いたします。ご予約はこちら
スケジュールPDF

同講座の他クラスはこちら

初級出版基礎

期間
2025/1/24~2025/5/2(毎週×15回)
時間
金曜・19:00~21:00(120分)
講師
吉野 弘人先生
講座詳細はこちら

初級出版基礎(2)

期間
2024/10/26~2025/2/22(毎週×15回)
時間
土曜・12:30~14:30(120分)
講師
寺尾 まち子先生
講座詳細はこちら

学習内容

「作品を訳す」という出版翻訳の基本を学ぶ

「出版基礎」では、さまざまな作品を取り上げながら、内容をきちんと把握しているか、作品としてふさわしい表現になっているかといった出版翻訳の基本を学びます。

フィクション、ノンフィクションの両ジャンルに取り組み、幅広い対応力を身につける

例えばフィクションの場合、作品の魅力や面白さが読者にそのまま伝わる翻訳でなければなりません。さらに子ども向けの作品であれば、年齢に応じた言葉えらび、漢字やひらがなの区別など子ども目線でのこまやかな気配りも必要です。一方ノンフィクションの場合は、読者に誤解なく情報を伝えるための、わかりやすい翻訳が求められます。
この講座では、大人向けのフィクション・ノンフィクションと、児童書の翻訳に取り組み、これらのスキルを広く習得することを目指します。
さまざまなジャンルの作品に取り組むことで、日本語力も強化できます。

出版翻訳デビューに欠かせない「リーディング」も学ぶ

リーディングとは、翻訳者が出版社から依頼を受けて未訳の原書を読み、あらすじや感想をレジュメ(シノプシス)にまとめる仕事です。出版社はこのレジュメを元に、その原書を日本で出版するか判断します。リーディングをきっかけに翻訳の仕事を頼まれることも多く、翻訳デビューのきっかけになりやすいのが特徴です。
この講座ではリーディングする本をご自分で1冊選んでシノプシスを作成してもらい、分かりやすくかつ必要な情報が盛り込まれたシノプシスになっているか、講師がフィードバックします。

授業の進め方

授業前
授業前々日までに訳文を提出
授業当日
当番(2名程度)の訳文について全員でディスカッション
講師の訳例共有、講評
提出した訳文には講師が添削を入れて返却

担当講師

村井 智之
Tomoyuki Murai

文芸翻訳家。『ジプシーと呼ばれた少年』『プリズン・ガール』(ハーパーBOOKS)、『くそったれ、美しきパリの12か月』『インドいき』(ソニー・マガジンズ)、『ブレンダと呼ばれた少年』(扶桑社)『ビーチ』(アーティストハウス)、『ミルクから逃げろ!』(青山出版社)他、訳書多数。アメリアの「翻訳トライアスロン<出版>」の審査も担当。

講師からのメッセージ

文芸分野における英日翻訳とは、「英語で書かれた読み物としての文章」を「日本語で書かれた読み物としての文章」にすること。学びはじめで慣れないと、どうしても異なる言語同士の変換ばかりに四苦八苦して、それが本来読者になにかを伝えるための、あるいはさまざまな感情を呼び起こすための「読み物」であることを忘れがちになります。学校の試験などではたとえ文章は稚拙でも意味が合っていれば一応○がもらえますが、いざ翻訳の仕事となるとそれだけでは務まりません。「読み物」としての文章には意味のほかにも、字面やリズムなどいろいろな要素が含まれ、作者はその綿密な積み重ねによってひとつの世界を作り上げています。それはフィクションであってもノンフィクションであっても同じこと。作者はその場その場で最善の方法を採っているわけですから、訳者であるぼくらもそれを踏まえてその世界を再現していきたい。

「翻訳は究極の精読」──授業ではみなさんと共にしっかり原文を読み込んで、より良い訳作りを探っていきたいと思っています。

受講者の声

――翻訳の練習をするだけでなく、先生からその題材の背景や、翻訳の心構え、上達のコツなど、たくさんのことを教えていただきました。

 

――他の受講生の方の訳文も拝見でき、そこから学ばせていただいたりモチベーションを維持したりすることができました。

 

――毎週課題を提出し毎回添削していただけるので、訳すうえで気をつける点など数多く学びがあり講座が始まった頃より少しでも成長したと感じました。

 

(受講アンケートより)

お申込みの流れ
STEP-1
お申込み
ページ下部の「お申込み」ボタンよりお申込みください。「お申込み」ボタンが表示されない場合は、申込み期間外となります。
会員登録がお済みの方はログインしてお手続きください。登録がまだの方は新規会員登録を行ってください。
STEP-2
受講料のお支払い
お申込みページにて以下のいずれかをお選びください。
特定商取引法対象(受講料が5万円を超えるものであって受講期間が2カ月を超える講座)でない講座はご入金後のキャンセルは一切できません。
■振込(一括):
ペイジー(Pay-easy)をご利用いただきます。お申込み完了後、マイページから収納機関番号を取得しATM等からお振込みください
■クレジットカード決済:
Visa/Mastercard/JCB/American Express/Diners Club(ご利用可能回数 1・3・5・6・10回)
※お支払い金額が385,000円を超える場合はクレジットカードはご利用いただけません。
クレジットカード
STEP-3
契約書面の送付(郵送)
特定商取引法対象講座(受講料5万円超かつ期間2カ月超の講座)は、ご登録いただいた住所に契約書面を郵送いたします。
海外在住の方は特定商取引法対象外のため契約書面は送付いたしません。
STEP-4
教材の案内
「コース概要」の「教材について」をご覧ください。

お申込み後の受講の取り消しについて

特定商取引法に基づき、「契約書面」お受け取り後、8日以内はクーリング・オフが可能です。
クーリング・オフ期間経過後は受講期間終了日前日までに限り、書面の届出をもって、将来に向かって中途解約を行なうことができます。中途解約が役務提供開始前の場合、受講料の20%(ただし15,000円(法定の金額)を上限とする)の解約手数料をお支払いいただきます。受講料をお支払い済みの場合は、解約手数料と振込手数料を差し引いた金額を返金いたします。
役務提供開始後は、法定に基づいた精算方法により算出し、解約手数料と振込手数料を差し引いた金額を返金いたします。
※特定商取引法は国内居住者のみに適用され、海外居住者は上記の対象にはなりません。海外居住者が受講途中で国内転居した場合は契約書面を交付いたしますので、事務局にご連絡ください。