日本の映像作品の魅力を世界に伝える、英語字幕の基本を学びます。
世界でも人気が高まりつつある日本の映像作品。日本人が観ても、あらためて日本文化の魅力を再発見できるような優れた作品が多く生まれています。
そんな日本の作品の魅力を世界に伝えるために欠かせないのが「英語の字幕」です。英語字幕には、日本語のセリフの微妙なニュアンスを見落とさず、かつ作品の雰囲気も汲んで訳す、という技術が求められます。これは日本語ネイティブとしての強みを活かせるチャンスなのですが、英語で忠実に表現していく、という部分で高い英語力も必要になります。
この講座では、まず映像翻訳の基本についてお話ししたあと、英語字幕のルールや注意点について解説していきます。課題作品は日本の都会を舞台にしたヒューマンサスペンス映画。どんな手順で日本語のセリフを英語にしていくのか、具体例を見ながら学んでいきましょう。
講師は、話題のディズニー映画など多くの作品の日本語字幕のほか、日本の映像作品の英語字幕にも携わっている中沢志乃先生です。日本の映画が好きな方、英語で字幕を付けてみたい方、まずは字幕の基本から楽しく学んでみませんか？
※2024年3月に開講した「英語字幕講座」と同じ課題と内容を扱います。
課題作品のデータは11/8（金）にメールで送信します。
第1回（11/16）※事前課題なし
・字幕翻訳のルール解説
・英語字幕の基本ルール、注意点、ポイント
・英語字幕の仕事の現状
・実際の仕事に関するエピソード・経験談
・課題作品、出題内容の説明
・質疑応答
※課題提出締切：11/30（土）
第2回（12/7）
・課題解説
・質疑応答
・まとめ
※内容は、予告なく変更する場合があります。
字幕/吹替翻訳家、通訳者。主な日本語字幕作品は『はじまりのうた』『スノーデン』『モアナと伝説の海』『search/サーチ』『アラジン』『ホテル・ムンバイ』『チャーリーズ・エンジェル』『パーフェクト・ノーマル・ファミリー』『リトル・マーメイド』『ショータイム！』『ファースト･カウ』『ねこのガーフィールド』など。主な英語字幕作品は『プリテンダーズ』『あの娘は知らない』『アイスクリームフィーバー』『炎上する君』『アーバンクロウ』『女優は泣かない』など。
――英日、日英字幕翻訳の共通点や異なる点、英語字幕で特に注意すべき点などを、両方の字幕翻訳をされている先生ならではの視点でご説明いただき大変勉強になりました。
――課題部分だけでなく、作品をすべて視聴することができたため、課題に取り組みやすかったです。また、受講生の訳文についての改善点やご指摘が的確でわかりやすいと感じました。
（受講アンケートより）
