ベータ応用講座「契約書」

初級「実務翻訳<ベータ>」で学んだ基本テクニックを生かしたジャンル別専門講座です。
契約書の構成と定型表現を理解し、契約内容を正しく和訳・英訳する手法を学びます。

こんな方にお勧めです

  • 実務翻訳の基礎学習を終えた方
  • 契約書翻訳の基本を学びたい方

コース概要

申込受付開始
11/26
講座名
ベータ応用講座「契約書」
受講期間
3カ月(2025/1/1~2025/3/31)+サービス延長期間1カ月+質問期間30日
受講料
37,400円(税込)
定員
15名
締切
12/25
教材
テキスト(冊子)、ジャンル別解説(動画・約40分)、課題解説/訳例(PDF)
添削
6回/月2回(固定スケジュール)
※担任トレーナーによる個別指導
執筆講師
吉本 秀人
修了規定
全課題提出
学習サポート
・返却された添削結果やアドバイスについて分からない点があった場合、マイページから質問することができます。
・受講期間中に提出できない課題があった場合、サービス延長期間までご提出を受け付けます(手続き不要)
<ジャンル解説動画>
契約書翻訳の特徴や必要なスキルなど、最低限必要な知識を押さえることができます。
留意事項
・課題の提出と添削結果の受け取りには受講生専用サイト「マイページ」を利用していただきます(郵送での提出受付、返却は行っておりません)。
・受講にあたって、Microsoft WordもしくはWordファイルに対応したソフトを所有し、基本操作ができることが条件となります。
学習相談
講座に関するご質問やご相談を承ります。ご予約はこちら

学習内容

専門性を身につけるための第一歩

実務翻訳<ベータ>で学んだ「3C」で訳すテクニックに、プロを目指すうえで欠かせない専門性を加え、実践で役立つスキルを身に付けるのが「ベータ応用講座」。ラインナップは需要の大きい「契約書」「経済・金融」「IT・テクニカル」「メディカル」の4つです。この中から希望のジャンルを選択し、文章の内容理解に必要な専門用語の意味、訳出上の注意点、分かりやすい表現の仕方などを学んでいきます。

ベータ応用講座「契約書」の内容

企業内で頻繁に発生する契約書の翻訳。契約書には専門用語や独特の言い回しが頻出しますが、多くの契約書には「一般条項」という共通した項目があり、他の条項にも定型表現があります。これらの書式を覚えれば、さまざまな契約書の翻訳に対応できるようになるため、比較的仕事をスタートしやすいジャンルです。
テキストでは、「一般条項」の構成や内容を理解し、その訳し方を英文・和文の対比で学んでいきます。契約書の基本は「義務」と「権利」の取り決め。すべきこと、してもよいこと、してはいけないこと、を表現する際に必須の助動詞”may”や”shall”などを使った構文の紹介と豊富な例文と訳例で、契約書で求められる表現がしっかりと身につきます。このテキスト一冊で、契約内容を正確に捉え、適切かつ誤解の余地なく翻訳するための土台作りができます。

■テキスト
・契約書の特色
・契約書の基本的な構成
・一般条項の内容と役割
・契約書の基本表現
–義務・権利・目的・条件・限定・説明・但書・例示
・契約書翻訳に役立つ参考書や辞書

■課題・・・英訳と和訳:ライセンス契約書、販売店契約書など


学習の進め方①:ジャンル解説動画を視聴する

動画を視聴し、ジャンルの特徴や学習方法、課題への取り組み方を理解します。

学習の進め方②:テキストを読む

動画の内容をふまえてテキストを精読し、各ジャンルの翻訳を始めるにあたりまず押さえておきたい知識や用語、翻訳テクニックなど、翻訳の基本を学びます。

・テキスト
・ジャンル解説動画
(マイページで視聴いただきます)

ベータ応用講座「契約書」
教材サンプル送付内容

学習の進め方③:課題A-1を翻訳し、提出

専門用語などを十分に調査して翻訳します。

学習の進め方④:添削結果と「解説・訳例」で復習

論旨を理解し正しい日本語で伝えているか、内容に合った用語が選べているかがチェックポイント。契約書翻訳への理解をさらに一歩深めます。

次の課題に挑戦

トレーナーからのフィードバックを活かして全6課題の提出を目指しましょう。

担当講師

吉本 秀人
Hideto Yoshimoto

実務翻訳家。多種多様な経済・金融・ビジネス関連文書の翻訳を手がける。通学講座「実務基礎」と通信講座「実務翻訳<ベータ>」のテキスト『BETA』、ベータ応用講座「経済・金融」「契約書」のテキストを執筆。著書に『金融の英語』『理解!納得!!基本英単語の使いこなし方』など。

講師からのメッセージ

契約書の翻訳には英語・法律・取引内容の3つの要素が求められます。そのため、ビジネスの現場で経験を積んでいても正しい翻訳ができるとは限りませんが、逆に経験がなくてもしかるべき法律知識や英語力を身につければ正しい翻訳ができるのです。契約書は企業が海外との取引の判断材料にする文書ですから、翻訳者の責任も重大。単にスキルや知識を身につけるだけでなく、国際的なビジネスに欠かせない表現力を磨くという観点で学習していきましょう。
※添削指導は別の添削トレーナーが行います。

受講者の声

ディロング舞さん

契約書翻訳のルールや基本姿勢を
一通り学べたのが良かったですね。

翻訳会社のトライアルを受け、学習経験のなかった契約書分野で合格してしまったことがこの講座を受講した理由です。「実際に仕事が来たらきちんと訳せるのか」と不安に駆られたわけですが、事実、最初の添削課題で厳しく採点され、一から勉強する必要があることを痛感しました。
とはいえ、課題文が適度な分量だったため無理なく進められました。受講前は「主節の主語の後に必ず読点を打つ」という契約書翻訳の基本さえ知らなかったので、様々な約束事を一通り学べたことが良かったですね。トレーナーの方のアドバイスによって、「後の紛争を避けるために解釈の余地がないよう正確に訳す」という大切な姿勢も身につきました。
契約書の翻訳は、社会人経験のある方であれば身近に感じるところが多いと思います。その意味でも、「ベータ応用講座「契約書」」は実務翻訳を勉強しようと思われている方に最適の講座だと思います。

小島 彩子さん

例文の対訳が豊富なテキストは、
上級に進んでからも読み返しています。

初心者だったので、翻訳学校で一から学ぶことを決めました。フェロー・アカデミーは、翻訳学習の基礎から仕事に通用する専門的な翻訳まで無理なく段階的に学べることや、提携している翻訳者ネットワーク「アメリア」を通じて翻訳の業界や学習にまつわる情報を常に得られることが学習者にとって心強いと感じました。 「翻訳入門<ステップ18>」「実務翻訳<ベータ>」の受講後、「ベータ応用講座「契約書」」を選んだ理由は、専門知識がない自分でも、書式を覚えて論理的に考えられるようになれば、他のジャンルよりも比較的取り組みやすく、仕事につながるのではないかと思ったからです。
テキストには、契約書の基本的な構成、内容、表現が細かく分類され、わかりやすくまとめられていたので、課題に取り組む際にはテキスト一冊で見直しや確認ができました。また、例文の対訳が豊富に載せられているので、表現を具体的にどのように使うのかが理解できました。テキストで紹介されていた参考書や辞書は、初心者にわかりやすく、英文契約書の理解に役立つので、早い段階で目を通しておくと契約書に対する理解が深まります。また、添削トレーナーの方の添削が毎回とても丁寧でわかりやすく、添削によって課題の内容の理解が深まることが多かったです。質問をした際には、仕事を受けたときの体験を交えたアドバイスもいただき大変参考になりました。
英文契約書は専門用語や文法が難解かつ複雑で初めは読むことすら難しかったですが、「ベータ応用講座」を受講したことで大体の内容や意味を掴めるようになり、適切な表現が頭に浮かぶようになりました。英文契約書の文章は一文に修飾句がいくつもあり、目的語の位置も普通の文章と違う位置にあることも多く複雑ですが、パズルを解くような感覚で取り組めて面白いと思います。

お申込みの流れ
STEP-1
お申込み
ページ下部の「お申込み」ボタンよりお申込みください。「お申込み」ボタンが表示されない場合は、申込み期間外となります。
会員登録がお済みの方はログインしてお手続きください。登録がまだの方は新規会員登録を行ってください。
STEP-2
受講料のお支払い
お申込みページにて以下のいずれかをお選びください。
特定商取引法対象(受講料が5万円を超えるものであって受講期間が2カ月を超える講座)でない講座はご入金後のキャンセルは一切できません。
■振込(一括):
ペイジー(Pay-easy)をご利用いただきます。お申込み完了後、マイページから収納機関番号を取得しATM等からお振込みください
■クレジットカード決済:
Visa/Mastercard/JCB/American Express/Diners Club(ご利用可能回数 1・3・5・6・10回)
クレジットカード
STEP-3
契約書面と教材の送付
■「契約書面」について
お申込み受付から3営業日以内に発送します。「契約書面」の発送は特定商取引法対象講座(受講料5万円超かつ期間2カ月超の講座)で国内在住者のみが対象となります。

■教材について
・冊子の教材がある場合は、お申込み受付から3営業日以内に発送します。海外在住の方は入金が確認できてから発送(通常EMS使用)します。
・教材がデータのみの講座は、ご入金完了後マイページよりご確認いただけます。
STEP-4
受講開始
課題をご提出ください。