竹嶋 華子さん
企業勤務を経験したのち、2016年にフェロー・アカデミーの「ベーシック3コース」で翻訳の学習を開始。修了後は映像翻訳コースに進む。中級クラス受講中からチェッカーの仕事を始め、映像制作会社でのオンサイト勤務を経て2020年よりフリーの翻訳者となる。現在は配信系の作品を中心に、ドキュメンタリー、ドラマ、アニメなどの字幕翻訳に携わる。
大学卒業後、会社勤めで様々な業務を経験しましたが、自分に向いていると思える仕事になかなか出会えず悩んでいました。そんな時、営業資料の英訳や契約書の社内向け翻訳を担当した時に感じたやりがいや楽しさを思い出したんです。「翻訳なら自分の気持ちを大切にしながら仕事ができるかもしれない」と思い、翻訳学校に通うことを決めました。
翻訳学校を探している時、翻訳には大きく分けて3つの分野があると知りました。昔から「表現」、特にお芝居に憧れていたので映像翻訳に一番魅力を感じましたが、読書も好きなので出版翻訳も気になるし、会社員時代の経験を生かせそうな実務翻訳も捨てがたかったため、まずはベーシック3コースで自分に向いている分野を見極めようと思いました。受講を通して、自分の適性とやりたいことが合致したと思えたので、映像翻訳に進むことを決めました。
ベーシック3コースでは実務・出版・映像の基礎をまんべんなく学ぶことができ、翻訳者としての基礎固めができたと思います。不安や分からないことを共有できる仲間がいたことも心強かったですね。印象に残っているのは吹替の授業です。担当である峯間先生が、私の訳文を「面白い」と言ってくださったことがありました。その一言がとてもうれしくて、学習のモチベーションにつながりました。
ベーシック3コース修了後に進んだ中級「字幕」では、クラスメイトと行った勉強会で知り合った方に映像の日本語版制作会社を紹介していただき、まず字幕のチェッカーの仕事を始めました。途中からオンサイト勤務に切り替えてチェック以外の業務も少し経験させていただき、やがて翻訳も任せてもらえるようになりました。その後間もなくフェロー・アカデミーのゼミ限定トライアルや翻訳者ネットワーク「アメリア」の求人で見つけたトライアルに合格し始めました。ちょうど同じタイミングで新型コロナウイルスの流行がはじまり、完全リモートワークになったことを機に、フリーランスに移行することを決めました。
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