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- 翻訳業界で活躍する受講生
- 多田桃子さん
受講生インタビュー
リーディングした作品で翻訳者デビュー。 楽しんでもらえる本を訳していきたい
原書と日本語版の訳文を読み比べるうちに翻訳という仕事の奥深さにふれ、憧れを抱くようになりました。大学卒業後に「カレッジコース」を受講。不安のあった英語力の強化に励みながら、3分野の翻訳を並行して学びました。
カレッジコース修了後は、柿沼瑛子先生のもと、出版翻訳の学習を継続しました。
現在は、ロマンスを中心にエンタテインメント小説を翻訳しています。
デビュー作は『危険なエクスタシーの代償』というパラノーマルロマンス。リーディングがきっかけでしたが翻訳も任せていただき、無我夢中で訳しました。もともとファンタジーが大好きなので、ダークファンタジーの要素もあるこの作品からロマンスの世界に入っていけたのは幸せなことでした。
エンタテインメント小説は会話が命なので、リズムよく登場人物のキャラや魅力が伝えられるよう、気を配りながら訳しています。「カレッジコース」で出版翻訳はもちろんのこと、映像翻訳の授業で限られた字数でテンポよく情報をまとめる勉強をした蓄積が、今も土台になっている気がします。
作品の世界に入り込み、隅々まで想像力を働かせ、ぴったりの言葉を探しあてていくところが出版翻訳の面白さ。多くの方に楽しんでもらえる本を訳し続けていきたいです。
翻訳ではどんな知識も無駄になりません。さまざまな本を読み、読むスピードもつけていくと、後々必ず役立ちます。トライアルなどで結果が出なくても落ち込まず、楽しみながら続けていくことが大切だと思います。