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- 翻訳業界で活躍する受講生
- 染谷英昭さん
受講生インタビュー
エンジニア歴30年の経験と通信学習を技術翻訳に活かしています
53歳のときに早期退職に応募し、エンジニアとして30年勤めたAV機器メーカーを退社しました。当初は再就職するつもりでしたが、ふと「技術翻訳ならできるのでは?」と思ったことが、フェロー・アカデミーで勉強を始めたきっかけです。技術知識が豊富で、海外駐在により英語力にも自信がついたこともあり、翻訳者を志すことにしました。義母が文芸翻訳家だったので、その影響も多少あったと思います。
通信講座「実務翻訳<ベータ>」から学習をスタート。実務翻訳に役立つ動詞の訳し方を学ぶことができました。計画表を作り、着実に学習できるようにしました。 初級を修了後、「ベータ応用講座」を受講。自分の専門分野にもっとも近い「IT・通信(現「IT・テクニカル」)」を選択しました。仕事を見据えた実践的な勉強に励むことができました。
通信講座を終えてすぐ、友人に計測機器メーカーを紹介され、取扱説明書の翻訳をしました。訳文の品質に満足していただき、それから継続的に依頼がいただけるように。講座で学んだことがそのまま通用したので、新鮮な驚きを感じましたね。
元エンジニアなので、翻訳対象となる計測機器類には精通しているため、原文内容を具体的にイメージでき、より正確に翻訳できる点が、技術翻訳者としての強みですね。
今は週に3日、人材会社でエンジニアの指導・育成にあたる一方、メーカーからマニュアルの日英翻訳などを受注しています。翻訳技術に磨きをかけ、2年後の60歳までには翻訳専業になれたらと考えています。
仕事が安定的に入ってくるようになった後も、つねに新しい知識を吸収する努力が必要です。 一朝一夕にはいかないことを覚悟し、焦らずに取り組んでください。楽しいことも必ずありますので。