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- 翻訳業界で活躍する受講生
- 佐藤 美由紀さん
受講生インタビュー
アフレコ現場に立ち会うと、 「こういう仕事がしたかった!」と楽しくなります
以前勤めていた銀行から資料翻訳を受注していましたが、次第にエンタテインメントの翻訳に興味が移り、通学 映像翻訳コース初級「映像基礎」に通い始めました。大沢満里子先生の細やかな指導とクラスメイトの訳文を参考に、基礎力を身につけることができました。中級「吹替・字幕」以降はアンゼたかし先生に師事。流れの途切れない字幕、台詞づくりを学びました。
ホラー映画の下訳を皮切りに、映画祭出品作品の字幕、ドキュメンタリーのボイスオーバー、連続ドラマの吹替など、いろいろな経験を積んで現在に 至っています。今はアニメの吹替を手がけていますが、アフレコに立ち会って役者さんが私の作った吹替台本で演技しているのを見ていると、「こういう仕事がしたかった!」と楽しくなりますね。
アメリアの求人やゼミの先輩の紹介など、仕事の機会に恵まれてきました。そうしたチャンスをものにできたのは、授業で基礎の基礎から学んだおかげ。「作品の世界観を訳す」「字幕は流れが大事」といった先生の教えが、翻訳者としての私の支えになっています。
短い納期の中で作品を理解し、聞いてわかる台詞、見て理解できる字幕を考えることは容易ではありません。でも、じたばた苦しんででも訳したい。 私にとっては、それほどやりがいを感じることのできる仕事です。
先生の受け売りですが、翻訳はマラソンと同じで、作品を通して一定の質を維持する力、継続的に受注できる力が大事。そのためには、1文字でも多く訳すしかありません。また日本語が命なので、読書によって表現力を磨くことも大切だと思います。