宮元法子さん
学業を終えた後、外資系企業勤務などを経てフェロー・アカデミーでメディカル翻訳を学ぶ。「翻訳会社ゼミ(臨床試験)」修了後の2021年、講師の推薦で翻訳会社のトライアルを受け、QM(品質管理)担当として仕事をスタートした。
学業を終えた後、外資系企業勤務などを経てフェロー・アカデミーでメディカル翻訳を学ぶ。「翻訳会社ゼミ(臨床試験)」修了後の2021年、講師の推薦で翻訳会社のトライアルを受け、QM(品質管理)担当として仕事をスタートした。
派遣社員として外資系企業に勤務していた頃、業務の一環で社内会議資料や活動報告書などを翻訳する機会がありました。この時の経験がきっかけで翻訳という仕事にやりがいを感じ、いずれはライフワークにしたいという思いもあってフェロー・アカデミーの門を叩きました。
メディカル系を中心に入門から上級まで通信講座で学び、最後の仕上げとしてオンライン講座「翻訳会社ゼミ(臨床試験)」を受講しました。このゼミでは、初めて耳にする言葉、初めて学ぶ事柄が多く、情報量も多かったのですが、先生が作成された講義資料と解説のおかげで、臨床試験の主要な当事者の役割、翻訳の対象となる文章のタイプなど、臨床試験の全体像を把握することができました。「治験実施計画書」を翻訳する際の注意点、臨床試験のデザインを読み解くコツ、医療統計の文脈を把握するためのチェックポイントなどについても理解を深めることができました。
受講後は、臨床試験に関係する文章の原文を読み取りやすくなりましたし、原文と訳文を比較する際は、その翻訳が適訳か、用語の選択が適切かどうか判断しやすくなりました。また、実務的なことだけでなく、翻訳者に求められる心構えや仕事・学習への取り組み姿勢についても教えていただけたことに感謝しています。
「翻訳会社ゼミ」で福岡先生のご指導を受け、トライアルの推薦をいただいて、現在のQM(品質管理)の仕事を獲得することができました。ここに至るまでに5つの通信講座で学んできましたが、それらの講座で身につけた知識やスキルがあってこその成果だと思っています。私にとってはどの講座も不可欠でした。
当面の目標は、QMとしての仕事の正確さを高め、スピードアップを図ることです。いずれは難度の高い文書を任せてもらえるQMになりたいですし、その先には翻訳のお仕事にも挑戦したいです。
『最新版 メディカル翻訳・通訳完全ガイドブック』(イカロス出版発行)より転載(Text 岡崎智子)
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上級翻訳会社ゼミ(臨床試験)