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- 翻訳業界で活躍する受講生
- 三浦朋子さん
受講生インタビュー
フリーランス翻訳者として 医学薬学の日英・英日の翻訳で活躍
中学生の頃から英語が好きで、大学でも英語を専攻しました。翻訳や通訳の仕事への漠然とした憧れはその当時からありましたが、卒業後は通訳とも翻訳とも関係ない複数の職場で働いていました。
長男の出産を機に、育児をしながらでも息長く続けていける仕事をしたいと思うようになり、真剣に翻訳の仕事をしたいと考えるようになりました。
翻訳したい分野はメディカルと決まっていたものの、学習経験もなかったため、まずは実務翻訳のどの分野にも通じる基本を学びたいと考えていました。子供が小さいので、自宅でも受講できる通信講座を探したところ、フェローの「実務翻訳<ベータ>」のことを知り学習をスタートしました。 「実務翻訳<ベータ>」は、実務分野で頻出する動詞を中心として、トピック別に学習できるようになっています。昔、学校で教えてもらった「英文和訳」的な日本語ではなく、違和感のない自然な日本語にするコツを学ぶことができました。
その後、ベータ応用講座を経て、マスターコース「メディカル」を受講しました。マスターコースでは和訳中心の講座と英訳中心の講座を2つ受講しましたが、どちらも、とても丁寧に添削してくださり、毎回同封してくださる資料も豊富で非常に参考になりました。添削課題では医学論文をメインに取り上げてくださいましたが、実際の仕事でも、論文を翻訳する機会もあれば、翻訳まではしなくても参考資料として論文を読まなければならないことも多いので、マスターコース「メディカル」の添削済みの訳文や訳例、資料は、仕事で参考にする機会が頻繁にあります。ですので、マスターコースの資料類はファイルにまとめて、すぐに手が届くところに置くようにしています。
現在は、フリーランス翻訳者として、自宅で仕事をしています。分野は医学薬学、日英と英日双方の翻訳をしています。フリーランスになる前はメディカル分野を専門とする翻訳会社に翻訳者として勤務していましたが、転居のため通勤が困難になったことをきっかけに会社勤めを辞め、フリーランスに転向しました。退職後に翻訳会社のトライアルを受け、合格した複数の会社からお仕事をいただいています。
仕事中、ずっと悩んでいた箇所で、「これだ」と思う訳語や表現に出会えたときは嬉しいですし、なにより、仕事の依頼をいただいた方に満足していただけたり、「またぜひお願いします」と言っていただけたりしたときは、やっていてよかったと思います。
「勉強を続けても、実力が右肩上がりに伸びるわけではなく、時には悩ましい時期がきて伸び悩む時もくる。それでもしつこく続けて勉強していると、ある日また伸びる時が来る。そしてまた悩ましい時期がきて…と同じサイクルを繰り返すけれども、どんな時でも地道に続けていくことが大切」とマスターコースで先生がアドバイスしてくれました。なんだか実力がついている気がしない…と思ってしまう時もありますが、どんな時でもまずはコツコツと続けていくことが大切かな、と思います。まずはメディカル分野の仕事を極めて、「またこの人に頼みたい」と指名してもらえるような翻訳者を目指したいと思います。