古川晶子さん
大学卒業後、証券会社で営業職についていたが結婚を機に退職。その後、夫の仕事の関係で、2年間、米国(カリフォルニア)に在住。帰国後、フェロー・アカデミーに入学。「実務基礎」(通学)、「マスターコース」(通信)を修了。現在、フリーランスの実務翻訳者として経済・金融分野を中心に活躍している。
大学卒業後、証券会社で営業職についていたが結婚を機に退職。その後、夫の仕事の関係で、2年間、米国(カリフォルニア)に在住。帰国後、フェロー・アカデミーに入学。「実務基礎」(通学)、「マスターコース」(通信)を修了。現在、フリーランスの実務翻訳者として経済・金融分野を中心に活躍している。
私には向かない職業…と、思っていました
もともと英語が好きで、いつかは語学を活かした仕事に就きたいと考えていました。ただ、翻訳者は物静かに机に向かっている印象が強く、私に向かない職業だと決めつけていました(笑)。しかし、結婚に伴う転居や夫の米国勤務などを経験し、生活の場が変わってもライフスタイルに合わせて仕事ができるフリーランスという働き方に魅力を感じ始めました。それが翻訳者を目指すきっかけです。その後、フェロー・アカデミーの学校説明会で英語力だけでは語れない翻訳の奥深さを知り、「学びがいがある」と入学を決意しました。
授業後も教室に居残り先生を質問攻めに
初めて受講した「実務基礎」で感じたのはショック以外の何物でもありませんでした。英文の意味は理解できるのに、それを的確な日本語にすることができなかったのです。シンプルな課題を前にして何時間も悪戦苦闘し、これでプロになれるのだろうかと思い悩むこともありました。そこで実行したのが質問作戦。予習で分からなかったことはメモをして行き、先生を質問攻めにすることが恒例となりました。迷惑な生徒だったかもしれませんが、とても丁寧に答えていただけましたし、そのおかげで翻訳スキルの基礎を固めることができたと思っています。
修了直後にトライアル合格 現在、翻訳者1年生です
通学に片道2時間近くかかるため、上級コースでは通信講座を選択しました。タイムラグはあるものの、質問には丁寧な回答があり、他の受講生の翻訳例も添付されていたので通学と遜色のない情報の中で勉強できたと思います。「自分からチャレンジすることが大事」という先生の言葉に背中を押され、修了直後から積極的にトライアルを受験。現在は翻訳会社3社と契約し、今夏からは定期的に電子業界誌の仕事をさせていただいています。まだ、プロとしてのスタートラインに立ったばかりなので、仕事のクオリティを高めながら信頼を勝ち取ることが当面の目標。将来は、書籍の翻訳にも関われるようになりたいと思っています。
『ENGLISH JOURNAL2013年9月号』(アルク発行)より転載
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